大きくなったら、子供になりたい。
お正月に親戚で集まる機会がある。
甥っ子や姪っ子に、「大きくなったら何になりたいの?」と聞いた時
ふいに「おじちゃんは、大きくなったら何になりたいの?」と聞かれた主人は、
「大きくなったら子供になりたい」と言った。。。おいおい。
主人は、子供の頃 自分の父親に「大きくなったら、何になりたい」と聞かれ
「電車の運転手」とか「お店屋さん」とか言うたびに、「その仕事は大変だぞ~」と言うように、何を言っても「いいね~」と言われなかつたらしい。
きっと、父は どんな仕事につけば収入面で困らないだろうとか、息子の事を思って現実的な夢を持たせたかったのかもしれないが、子供の主人にとっては「何をやっても大人は大変なんだ」という思いが脳裏に焼き付いてしまったのだろう。
そして、大人になってスーパーに就職したが、仕事が激務で身体を壊し転職、その後も大変な仕事が多かったようで、もう働くという事へのあこがれや希望が無くなったのだろ思う。もちろん生活のため、ちゃんと働いてくれているが 主人の夢は「大きくなつたら子供になりたい」のだとか。もう一つ、「来世は、熊になりたい」とも言っている。人間があまり来ない知床の熊になって、冬は冬眠するそうだ。
そんなおじさんも、もうすぐ定年を迎える。熊にはなれないけど、大きな子供になる夢は叶いそうだね。