親の家のこと②
今回の帰省で、母より押し入れの寝具を整理してもらいたいとの要望があった。
押し入れは、片付けの攻略には持ってこいの場所。もう、高齢の両親が脚立に上って 荷物を取るのは危険なので、やっておきたい場所だった。
天袋には、使われていない箱に入ったバスタオルや。タオルケットなどが大量に出てきた。「今使っているのボロボロのバスタオルを処分して、このキレイなタオルを使えば?」と提案するも、ボロボロを捨てられないので そのまま保管で良いとの言い分。まぁ、それは良しとして…
更に、多く発掘したものは 布団に掛けるシーツ類である。掛け布団カバーと式布団カバーは、どちらも同じぐらいのサイズで分けるのに苦労する。しかも、新品が何個も出てくる。こんなにあるのに何故買うのか?「安い時に買っておくのよ」安いといっても、何百円の違い。しかも、薄っぺらい安物。「もっと、ちゃんとしたものを数枚持てば良いんじゃない?」うちの母だけかもしれないが、やたらと寝具を大切に保管している。誰も泊まりに来ないのに…。いや、泊めるスペースも 泊めるための寝具でいっぱいになっていて、本末転倒なのだ。
母は「いいのいいの、誰も泊まりに来ないから」…ならば、何故こんなにも寝具を大切に取っておくのだろうか?
父と母の現在使用している寝具の他に4人分は在庫している。やれやれ。
なんとか押し入れの寝具類の整理整頓と掃除を終えると、なんだか喉がイガイガしてきた・・・あ~マスクしなかったな~。きっと寝具にはダニや埃、いわゆるハウスダストがたくさんいて、きっと吸い込んだのだ。
水のような鼻水…もはや、アレルギー性鼻炎である。実家から我が家に帰ってきてからも、2週間程 このアレルギー症状は続いた。
万が一、どなた様かが泊まりに来て この寝具を使われたらと思うとゾッとする。
何のために、あんなにスペースを取ってまでも保管しているのだろうか…。
保管するのならば、時々干したり 布団用掃除機かけたりしないとダメなのにな~。
先日、ネットの記事で 実家に帰省すると子供が喘息の発作を起こすとか、私のようにアレルギー性鼻炎になって熱を出すとか、体調を崩す子供が多いらしい。
昔から、このような問題はあったのだろうか?
もう、実家の寝具には関わらないようにしよう。
母も今回の掃除で満足して、迷宮入りさせるだろうし。
両親が旅立った後、いつか私が捨てるのだろうと思った。
その執着って何だろう。私には無い。むしろ洗える布団が良い(笑)
目に見えないハウスダストの心地よい栖が、私の実家を占領している事は間違いない。
何はともあれ、掃除をする時は マスクが必須であると思いました(笑)反省。