寮母のつぶやき「ゴミから見える人となり」
寮内のゴミを回収していると、いろいろな事が手に取るようにわかる。
昨日はカップラーメンを食べたんだな~。お菓子の袋が多いな~。ビールたくさん飲んだんだね~。ちょっとしたストーカー(笑)じゃないけど、見えてしまうから仕方がない。それにしても、ゴミの出し方には人となりが出る気がする。
小さく畳んで捨てる人、生ごみでも衣類でもお構いなしに突っ込む人、さっと洗って捨てる人、飲み残したビールもそのまま捨てる人。誰が捨てたのか?ゴミに名前など書いてないけれど、「この人はきっと、仕事も雑なんだろーなー」なんて思いながらゴミを集める。
これだけはやめて~という捨て方は、缶ビールの中にタバコの吸い殻を捨てる事である。あれは、絶対に自分でゴミを処理した事がない人がやる行為だと思う。
一度でも、缶を洗って分別し収集場所に持って行った事がある人なら やならい行為である。
よく「ゴミ捨ては僕の担当なんです」という男性がいる。出勤前にゴミを収集場所に持って行く係のようだが、それだけではなく ゴミの分別からやる事をおススメしたい。
なんだかそんな事を書いていたら、色々思い出してプンプンしてきたので、ついでに書いてしまおう。(ごめんなさい)
少し話がそれるが、身の回りにあるいろいろな物からも その製品を作った人が見て取れるような気がする。
たとえば、ワインの瓶。この瓶をデザインした人はゴミを捨てた事がないな!と思ってしまう瓶の蓋。コルクを包むアルミの蓋のような包み。
瓶を捨てる時は、そのアルミ部分を外して出さなければいけないのに 手では外せない。ハサミでも外しにくい。結局ペンチなどを出してきて外すけれど、こんなワインは相当美味しいか、相当安いか なんらかのメリットがなければ二度と買わないだろう。
(その苦労を知らない人は、また買うかもしれないねどね)
他に気になったのは、トイレの便座に構造上の窪みがあるタイプ。
こちらも、きっとトイレ掃除などした事がない人が設計したんだろーなーと思う代物。
飛び散りの汚〇が、その窪みに入ってしまい 拭いても取れないのである。
ほどなくして、モデルチェンジした製品には その窪みは無く、簡単に掃除ができ清潔に保てる設計となっている。
自分もまだまだ未熟で見えていない事が多くあるけれど、
次にに受け取る相手の事を思う気持ちを 忘れずにいたいと思う今日このごろでした。