同窓会はお好きですか？

突然ですが、同窓会はお好きですか？

私は、あまり好きではありません。

何でかと言うと、昔の自分があまり好きではないからです。

未熟な自分の記憶が甦って、「なんてあんな事しちゃったんだろう」「もっとこうしておけばよかった」「あの子に、もっと優しくすればよかった」「あんなに意地を張らなければよかった」「人の真似ばかりしていたな」「授業中寝てばかりいたな」とまぁ、数えきれないほどの後悔の数々が、走馬灯のようによみがえるからです。

でも、いざ同窓会へ行くと　当時の自分が甦ってきて、また同じような失敗を繰り返す…「あの子に余計な事言ったな」「あの時、先生に気のきいた話できなかったな」なんて…一つも成長していない自分が恥ずかしくなります。

以前、母がこんな事を言っていました「同窓会に来れる人は、成功している人ね」と。

成功している人というのは、母の年代の人から言わせてみれば医者とか、会社の社長とか、そのたぐいの人だと思うが、私たち平成生れの同窓会は　そこまでの出世社会風な空気間は無い。ただ、結婚していない人や子供がいない人は、なんとなく疎外感を抱くだろう。かくいう私も既婚ではあるが子供がおらず、同世代の子供の話には　ちょっと遠慮がちになってしまう。多様性とは言うが、やはり多様性がまだ浸透していない世代なのだろうか？

そう、スガシカオさんのプログレスでも歌っていたように「僕らは位置について、横一列でスタートを切った」人達との同窓会は、懐かしく嬉しくもあり　どこか寂しくもあり、自分という人生を良くも悪くも再確認する場なのかもしれない。

どんなにお金持ちにも、どんなに美人にも、子宝で幸せそうなご家庭にも　きっと、大変な事や悩みはあり、自分にしかわからない何かを抱えながら生きているのでしょう。

さぁ、自分も人と比べず　コツコツと生きていこう！

そんなザワザワする心を再確認できる同窓会。また、皆に会いたいな。